森の中の家 (改修) Forest Home (Renovation)
築100年近い山際に佇む古民家の改修。母屋と離れ、土蔵の3棟と雑木林の庭が借景の森林を背景に映えるようにプランニングした。使える柱は残したが、床や天井はほとんどを張り替え、水回りは基礎からやり直した。老朽化の激しかった和室は、熟練の大工の技と畳職人の手によって蘇った。玄関には象徴となるヒマラヤ杉がそびえ立つほか、天然の柚子や梅、松、桜や楓、山椒の木も生えており、「自然に在る」景色を体現した。夏、瓜生山から流れてくる涼しい風は、離れの最大の魅力とも言える。一年を通して山の恵みを感じられる森の中の家。
- 建物情報 -
所 在 地 | 京都市左京区 |
構造規模 | 木造瓦葺二階建 (母屋) 木造瓦葺平屋建 (離れ) 土蔵造瓦葺平屋建 (倉庫) |
延床面積 | 107.77㎡ (母屋) 56.65㎡ (離れ) 24.16㎡ (土蔵) |
改修年月 | 2020年9月 |
用 途 | 住居 |
施 工 | ミツワ産業 |