森の中の家 (改築)
Forest Home (Renovation)
築100年近い山際に佇む古民家の改築。母屋と離れ、土蔵の3棟と雑木林の庭が借景の森林を背景に映えるようにやり替えた。使える柱は残したが、床や天井はほとんどを張り替え、水回りは基礎からやり直した。老朽化の激しかった和室は、熟練の大工の技との畳職人の手によって蘇った。玄関には象徴となるヒマラヤ杉がそびえ立つほか、天然の柚子や梅の木、桜や楓、山椒の木も生えており、まさに「自然に在る」を体現した。夏、瓜生山から流れてくる涼しい風は、離れの最大の魅力とも言える。一年を通して山の恵みを感じられる森の中の家。
- 建物情報 -
所在地 | 京都市左京区 |
構造規模 | 木造瓦葺二階建 (母屋) 木造瓦葺平屋建 (離れ) 土蔵造瓦葺平屋建 (倉庫) |
延床面積 | 95.75㎡ (母屋) 59.65㎡ (離れ) 24.16㎡ (倉庫) |
竣工 | 2020年9月 |
用途 | 住居 |
改築費 | 4,500万 (土工事、庭整備等含む) |
施工 | ミツワ産業 |